白い悪魔
前回のワカサギの釣果に満足したので今週も三島湖に行ってきた。 前回は午後からの釣りだったが今回は7時にはボート屋にいて釣る気満々だ。仕掛けも「三島湖スペシャル」なるネイティブ仕様のものを発見し購入。勇んで出船した。今回は、2月中旬という時期から考えて、ワカサギの産卵による遡上が始まっていると呼んで上流にボートを向ける。
しかし上流までボートを漕ぐのは正直しんどかった。気温5℃という寒さの中でもボートを黙々と漕いでいると10分もすると汗をかいてくる。こんなことならレンタルボートよりもマイアルミボートの“釣人(つりんちゅ)2号”を出動させるべきだったとちょっと後悔。やっとのことで夫婦橋エリアまで辿り着き、プルプル震える指先で仕掛けを結んで投入。・・・・・・・・・・・・・・・が、アタリまったくなし。。。小一時間程粘ったが、ブルーギルのアタリすらないので、中流域の夢の島ポイントまで戻ってみた。ここは昨シーズンに高山ドラゴンさんとそこそこの釣果があったところだ。しかし、ここでもまったく釣れなかった。自分以外にもワカサギやヘラブナ釣りのボートも何隻か見られたが、やっぱり釣れていない様子。午前中を終えて0匹という不甲斐ない結果に終わった。予定ではこの時点で200匹は釣れている予定だったのに。。。前回三島湖のワカサギ全て釣りきってしまったのだろうかとう不安と、最近全く釣りに行けずストレスを持っている高山ドラゴンさんがデスノートに「三島湖のワカサギ 心臓麻痺で死亡」等と悪魔の書き込みをしたのではないかという疑念がふと心に浮かんだ。
午後になって前回釣果のあった、国民宿舎前の広瀬Cロープに移動。結局上流からボート屋近くのエリアに戻ってくる結果となった。この時点ですでに腕はパンパン。それでもワカサギの姿をみたい一心で仕掛けを投入する。以前程の爆発的なアタリはないものの、まだまだワカサギが残って回遊しているらしくコツコツと釣果が出て安心した。朝からこのポイントに入っていればとここでも後悔。。。今回は完全に作戦を誤ってしまった。ワカサギだけでなくどんな釣りをしていてもこういうことはよくある。でも悔しい。。。なぜ上流にワカサギがいなかったのか?ここ最近の天気や風向き、気温、水温の変化等を元に原因を考えたりしていると、あまり釣りに集中できなくなっていた。頭の中が?マークでいっぱいの中で釣りをしていると、ふと遠くから見覚えのある白いモノが近づいてくるのに気が付いた。それが何であるかに気付くのに時間はかからず、一瞬のうちに心に戦慄が走った。
“三島湖の暴君”、“片翼の鬼”など様々な異名をもつダック隊長だ。前回、釣れた魚を入れておく魚籠(ビク)の中にその白い首と黄色いクチバシを突っ込み俺のワカサギを喰いさらっていった悪魔が再び目の前に現れた。しかも数あるボートの中からなぜか俺のボートめがけて一直線に前進してくる。前回はタバコの副流煙攻撃で撃退したが、敵も考えたようで、ボート近くまで来ると旋回し風上から近づいてくるという作戦に出てきた。仕方がないのでオールで応戦するも水面をバシャバシャと騒がすわけにもいかないので効果は少。こちらが掛かったワカサギを釣ろうとリールを巻き上げている間に近寄って魚を狙ってくる。この不良アヒルとの格闘ですっかり釣りにならなくなり、下船時刻も近づきこの日はこれで終了。この白い悪魔とは三島湖に釣りに来ると度々遭遇していたが、これからも宿敵として戦い続けなければならないだろう。
ボート屋さんに戻ってから釣果を数えてみると、72匹。夕飯のおかずにするには十分な量ではあるが、前回の約半分という結果に再びがっかり。そこに、俺よりも更に上流のエリアで釣りをしていた親子が400匹強という数を釣ったという情報が入ってきた。ワカサギの群れは俺の予想よりはるか上流に遡上していたのだ。改めて自分の未熟さを痛感させられる。作戦ミスから無駄な時間と体力を消耗し、思わぬ敵に釣りを邪魔され散々な一日となってしまった。この次はマイボートに魚探を積んでワカサギの行動パターンをデータ化しながら釣りをしてみようと思う。次こそ山ほど釣ってやる。
今日の教訓:アヒルの弱点も研究せねばなるまいて。





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